「瞳をとじて」のあらすじとネタバレ⁈巨匠ビクトル・エリセ監督の31年ぶり長編ミステリー。

2024年
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映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

「瞳をとじて」

  (スペイン)
2024年2月9日公開(169分)

巨匠
ビクトル・エリセ監督の

31年ぶりとなる
長編ミステリー。

スペイン。

映画監督ミゲル
(マノロ・ソロ)が

メガホンをとる
映画「別れのまなざし」
の撮影中に、

主演俳優
フリオ・アレナス
ホセ・コロナド)が
突然の失踪を遂げた。

それから
22年が過ぎた
ある日、

ミゲルのもとに、
かつての

人気俳優失踪事件の
謎を追う

テレビ番組から
出演依頼が舞い込む。

取材への協力を
決めたミゲルは、

親友でもあった
フリオと過ごした

青春時代や
自らの半生を
追想していく。

そして番組終了後、
フリオに似た男が

海辺の施設にいるとの
情報が寄せられ。。。。。

22年前の
友人の失踪を追うが、

同時に主人公の
人生も

じっくりと
3時間かけて
見せる。

エンタメ性を
追うなら、

見ない方が
いいし、

少なくとも
同監督の

「ミツバチのささやき」
(1985年)は
見ておいて欲しい。

劇中劇という
形をとるが、

さらに
監督自身が

31年間作品を
撮っていない

(自身も失踪
していたわけ
ではないが)

ことも重層的に
織り込んでいる
感じがした。

エリセ監督も
83歳で、

さらにもう1本
作れるか
分からないが、

最期に
このような作品は

撮って
おきたかったのだと
感じる。

ミゲル役には、
「パンズ・ラビリンス」
「コンペティション」の
マノロ・ソロ

そして、
驚きは5歳で
「ミツバチのささやき」の

主演をした
アナ・トレント

フリオの
娘役で登場。

50年ぶりに
登場したが、
面影は分かる。

原題は
「Close your eyes」。

瞳を閉じると
あなたには
何が見える?

友人との
楽しかった時間。
家族との思い出。

そして、
記憶とは

曖昧である
ことに気づく。

何度か、
若い顔と年寄りの

顔をもつ胸像が
画面に出てくるが、

これは何を
意味するのか?

人間の
2面性なのか?

はたまた、
フリオの持ち物にあった

日本語のマッチは?
「ミツバチのささやき」が、

スペインの
フランコ独裁への

批判を込めた
社会派の映画
だったかのように、

我々には
分からない
ようなメッセージが、

書き込まれた
作品なのかも。

カンヌ映画祭
出品作の芸術性
・格調の高い作品だけに、

簡単な気持ちでは
見ない方が良い。

記憶は戻るのか?
失踪の原因は何か?

最後の最後まで
考えさせる作品。

エリセ監督ファンには
お薦め。

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