映画を愛して、映画大好きだからこそ！
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀｀*)
「関心領域」
(米英ポーランド合作）
2024年5月24日公開（105分）
アウシュビッツ
収容所の
隣に住む
家族を描く
間接的衝撃作品。
空は青く、
誰もが笑顔で、
子供たちの
楽しげな声が
聴こえてくる。
そして、
窓から見える
壁の向こうでは
大きな建物から
黒い煙が
あがっている。
時は 1945 年、
アウシュビッツ
収容所の
所長ルドルフ・ヘス
(クリスティアン
・フリーデル)と
その妻ヘドウィグ
(ザンドラ・ヒュラー)
ら家族は、
収容所の隣で
幸せに
暮らしていた。
スクリーンに
映し出されるのは、
どこにでもある
穏やかな日常。
しかし、
壁ひとつ隔てた
アウシュビッツ
収容所からは
様々な音が
聞こえてくる。。。。。。
A24が
またしても、
仕掛けた
間接的恐怖を描
く問題作品。
何でもない
裕福な生活を
淡々と描くが、
時々
聞こえる音や、
煙（煙突や汽車）が
何かを想像させる。
あえて書くなら、
夫の出世と
この生活を
維持したくて、
異動したくない
母親の部分は
ドラマに
なっているくらい。
あとは、
子供たちが遊び、
鳥のさえずりが
聞こえる。
冒頭の真っ暗な
シーンは、
見る人に
黙とうをささげて
欲しいのか？
それとも、
想像を掻き立てる
準備をして
欲しいのか？
主演は
「ヒトラー暗殺計画、
13分の誤算」で
主演の
フリーデル。
そして、
その奥さんが
「落下の解剖学」でも
主演したばかりの
ヒューラー。
彼女が毛皮の
コートを着る
シーンは何と
残酷なことか。
監督・脚本は
「アンダーザ・スキン」
以来の
長編となる
ジョナサン・グレーザー。
リンゴの
エピソードも
実話らしく、
突然、白黒反転で
現れる。
また、
不気味な音楽も、
いやな雰囲気を
醸し出す。
カンヌ映画祭では
グランプリ、
そして
米アカデミー賞では
国際長編映画賞と
音響賞の2部門を
受賞した
タブーを扱った
衝撃の映画は、
今の時代の人にも
見て頂きたい。
「サウルの息子」
などで
アウシュビッツの
衝撃を受けた方、
アウシュビッツの
博物館に行った
ことのある方は
再認識できる作品。
「オッペンハイマー」
といい、
予想外の
お客が入っており、
新しい戦争の時代に
関心のある方が
増えている
のだろうか？
それにしても
ヘドウィグの
母はなぜ突然、
帰って
しまったのか？
原題の
「The Zone of Interest」
とは、
当時アウシュビッツ
強制収容所群を
取り囲む
40平方キロメートルの
地域を表現
するために
使った言葉。
無関心の罪を
あなたも
感じて欲しい。
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