「リッチランド」のあらすじとネタバレ⁈米マンハッタン計画の為に作られた街のドキュメンタリー。

2024年
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映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

「リッチランド」

2024年7月6日公開(93分)

米マンハッタン計画の
為に作られた
街のドキュメンタリー。

米西海岸
ワシントン州南部に

ある平和で
美しい郊外の町
リッチランド。

ここは、
1942年からの

マンハッタン計画に
おける

核燃料生産拠点
「ハンフォード
・サイト」で働く

人々と
その家族が

生活するために
作られた町である。

「原爆は戦争の
早期終結を促した」と

町の歴史を
誇りに思う者が
いる一方で、

多くの命を奪った
原爆に

関与したことに
逡巡する者もいる。

また、
暮らしやすい町に
満足している
人々も

「川の魚は食べない」
と語り、

現在も
核廃棄物による

放射能汚染への
不安を抱えながら
暮らしている。

さまざまな
声が行き交うなか、

被曝3世である
アーティストの

川野ゆきよが
町を訪れ、

住民たちとの
対話を試みる。。。。。

街の誕生と歴史、
さまざまな

意見の人々に
インタビューし、

多くの詩が
歌われる作品。

キノコ雲や
B29が高校の

校章などに
使われ、

長崎に落とした
ファットマンの

プルトニウムを
製造したことは

町の誇りである
という人々。

一方で、
キノコ雲の校章は

変えた方が良いと
考える若者達も
存在する。

そしてかつては
ネイティブアメリカンの

地だったものを
取り上げ、

汚染して
しまっているのも
事実。

1945年前後に
連続して

赤ん坊が
死んでたり、

地下には
多くの汚染物質が
保管されている。

1963年には
JFKが来訪し、

街の重要性を
演説したが、

その後の
大統領は
誰も来ていない。

この街の存在が
悪いとは
言わないが、

また核戦争が
起こったら、

この街は
重宝されるのだろう。

日本人としては
整理がつかないが、

「オッペンハイマー」と
合わせて
見るべき力作。

もちろん、
米国人も
見るべき作品。

監督は
アイリーン
・ルスティック。

アメリカには、
こんな映画を作る

自助能力が
あることが
素晴らしい。

日本なら
企画段階で
踏みつぶされそう。

街の通りの
名前が
Nuclear通りや

プロトン・レーンと
なっていることにも
驚いた。

ラストの
折り畳み式

「ファットマン」の
アートが印象的。

お薦め作品
とかではなく、

世界中の人が見て、
考えるべき作品。

今、日本では
核燃料再処理工場の

場所決めが
行われているが、

まずは電力会社の
話を聞くことではなく

本作を見て、
その街の人は
未来を判断すべき。

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