「あんのこと」のあらすじとネタバレ⁈2020年の新聞記事から生まれた実話ベースの物語。

映画を愛して、映画大好きだからこそ！
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀｀*)

「あんのこと」

（PG-12）
2024年6月7日公開（113分）

2020年の
新聞記事から

生まれた
実話ベースの物語。

売春や麻薬の
常習犯である

21歳の香川杏
（河合優美）は、

ホステスの母親
（河井青葉）と

足の悪い祖母と
3人で暮らしている。

子どもの頃から
酔った母親に

殴られて
育った彼女は、

小学4年生から
不登校となり、

12歳の時に
母親の紹介で
初めて体を売った。

人情味あふれる
刑事・多々羅
（佐藤二朗）との

出会いを
きっかけに

更生の道を
歩み出した杏は、

多々羅や
彼の友人である

ジャーナリスト
・桐野（稲垣吾郎）の
助けを
借りながら、

新たな仕事や
住まいを
探し始める。

しかし突然の
コロナ禍によって
3人はすれ違い、

それぞれが
孤独と不安に
直面していく。。。。。

鑑賞後、
かなり疲れて、

何をブログに
書いていいか

わからない程の
衝撃を受けた。

薬物依存から
立ち直り、

介護の仕事と
勉強を両立させ、

毒親からも
離れた杏に、

また悲劇が
襲いかかる。

しかし、
可哀そうな
女の子ではなく、

むしろ彼女が
「生きよう」と

輝いた瞬間を
切り取った。

監督が見た
新聞にあった

記事から
発生しており、

ほぼ実話が
基になっている。

監督は、
「ビジランテ」

「シュシュシュの娘」
などの入江悠。

決して、
きれいごとにせず、

見たくもない
現実を描いた傑作。

主演の
河合優美は、

全身全霊で
杏を演じ、

先日の
「ルックバック」に

続いて今年の
賞取りに絡むのは
間違いない。

佐藤二朗と
稲垣吾郎も
素晴らしく、

善人として
杏を助けるが、

彼らにも
弱さがあり、

彼女は
支えを失う。

強烈だったのは、
杏の母を演じた
河井青葉で、

その容赦ない
暴力に驚いた。

また、改めて
コロナが

何だったのかを
思いださせるし、

重要な背景
となっている。

6月初旬から
公開され、
ロングラン。

都内では
ほぼ最後の上映
となったが、

見れて
本当に良かった。

パンフレットを
買ったのも久々。

底辺からもがき、
幸せを
見つけようとする

杏の姿は、
一生忘れないだろう。

あの毒親さえ
いなければと
思うが、

現実に毒親は
いるのである。

河合優美を
語るなら
必須の作品は、

超お薦めの
重めの作品。

これまでは
「由宇子の天秤」でも
「愛なのに」でも、

こじらせ系だった
彼女が、

全く違う
役どころを

演じるので
見て欲しい。