映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も画
ご参考までに(*´∀`*)
「雨の中の慾情」
(R-15)日台合作
2024年11月29日公開(132分)
激しい性愛の夢と
現実を描く
大胆な映像作品。
貧しい北町に住む
売れない漫画家の
義男(成田凌)は、
アパート経営のほかに
怪しい商売を
している大家の
尾弥次(竹中直人)から、
自称小説家の
伊守(森田剛)と
ともに引っ越しの
手伝いに
駆り出される。
そこで
離婚したばかりの
福子(中村映里子)と
出会った義男は
艶めかしい
魅力をたたえた
彼女にひかれるが、
彼女にはすでに
恋人がいる様子。
伊守は自作の小説を
掲載するため、
裕福な南町で
流行っている
PR誌を真似て
北町のPR誌を
企画し、
義男がその広告営業を
手伝うことに。
やがて福子と
伊守が義男の家に
転がり込んできて、
3人の奇妙な
共同生活が始まる。。。。。
「ねじ式」「無能の人」
などの伝説の漫画家
つげ義春の
複数の短編漫画を
ベースにした
とんでもない作品。
台湾・嘉義市で
オールロケを
したらしく、
幻想的でレトロな
雰囲気が満載。
一方で、
どれが夢でどれが現実か
わからないような
設定で、
見ている人の脳に
混乱を起こさせる
トリックも満載。
「目」が
たくさんある
仕事場や、
お城のような
ファンタジックな家、
突然の戦闘シーン、
そして極めつけは
車に跳ねられる
人物の漫画の
ような飛ばされ方。
映像だけ見ていると、
とても面白いが、
物語は理解が
難しい。
監督は「さがす」
「岬の兄妹」など、
鬼才・片山慎三。
「お嬢さん」を
作った韓国の
パク・チャヌクや
毒がある
キム・ギドク監督を
連想してしまった。
成田凌も今回は
体当たりの演技で、
冒頭の田んぼの中での
セックス・シーンは
強烈。
また、「愛の渦」の
中村映里子の裸体は
とにかく美しい。
東京国際映画祭
コンペティション部門
出品作品は、
審査員も、
駄作か秀作か
戸惑ったことだろう。
劇場の観客は
筆者ともう一人のみ
だったが、
シーンの連続性に
関係性がない
作品だけに、
物語で見たい人には
お薦めしにくい。
ただ、
映像的な面白さ、
シーンの転換の
急激さは抜群である。
個人的には、
「つむじ風」のシーンは
生理的に
嫌悪感を受けた。
子供を脅かす
手法に血のついた
服は不要で、
なまはげみたいな
お面だけで
十分だった。
あの子供たちの
顔は、
演技でなく
本当の怖さが
出ており、
やり過ぎの
演出と思えた。
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