「恋する惑星」のあらすじとネタバレ⁈2組の男女の恋を描く斬新な映像作品がリバイバル。

2024年
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映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

「恋する惑星」

4Kレストア版
(香港)1994年制作
劇場公開日 2022年8月19日
公開日 1995年7月15日(日本初公開)

2組の男女の
恋を描く

斬新な映像作品が
リバイバル。

エイプリルフールに
失恋した
刑事223号
金城武)は、

振られた日から
1カ月後の

自分の誕生日まで
パイナップルの

缶詰を毎日
買い続けている。

恋人を
忘れるため、

その夜
出会った女に

恋をしようと
決めた彼は、

偶然入った
バーで金髪に

サングラスの女
ブリジット・リン
と出会う。

一方、
ハンバーガーショップの
店員フェイ
フェイ・ウォン)は

店の常連である
刑事633号
トニー・レオン)あての

手紙を店主から
託される。

それは刑事
633号の

元恋人からの
手紙で、

彼の部屋の鍵が
同封されていた。

彼に淡い恋心を抱く
フェイは、

その鍵を使って
部屋に忍び込むが。。。。。

初めてタイトルを
聞いた時は

異星人間の恋を
描いたSFかと
思っていたら、

香港の
ごちゃごちゃした
場所が舞台の、

もう二度と
会うことのない

2つの恋愛
ドラマだった。

冒頭のコラージュを
多用した

カメラワークには
まず驚くし、

30年前の作品とは
とても思えない
前衛さ。

その展開も前半の
エピソードでは、

金を渡して
薬を運ぶために

雇った連中が
突然消えた時は

何が起こった
のかと思い、

てっきり
スパイ映画かと
思った。

その後、
彼女は復讐を果たし、

バーへ行くと、
そこには、

パイナップル缶を
1か月分食べた
金城武がいた。

そして後半の
エピソードは、

二人の警官が
休憩する
ショップが舞台。

ママス&パパスの
「カリフォルニア
・ドリーミング」が
大音量でかかる中、

ショートヘアの
フェイが、
とにかく魅力的。

そして
トニーレオン

男の色気を
出しまくる。

特に、彼女の
足をもむ
シーンはたまらない。

監督は、
当時35歳前後の
ウォン・カーウァイ。

スタイリッシュな
映像は、

自由な時代の
香港を呼び
覚ませてくれる。

原題は
Chungking Express。

あの店の名前だと
思ったが、

中国語の題名の
「重慶森林」は、

香港セントラルの
地名「重慶」と

ビル街を意味する
「森林」らしい。

ただ、
日本語タイトルの

「恋する惑星」が
端的に映画の

面白さを
現している。

飛行機、公衆電話、
香港の
ナイトライフなど、

ギミックも
揃った作品は、

超お薦めの
恋愛群像劇。

135mの
ミッドレベルズ
・エレベーターから、

彼の部屋を
のぞき込んで
見たい方にも
お薦めです。



コメント

  1. TOKU より:

    嬉しいなあ、わたし当時の香港で新聞の広告見て
    映画館に出かけて見てます。
    脳みそを振動させる程のインパクトでした。
    監督のことは全く知らなかったんですけどね、
    当時飛ぶ鳥を落とす勢いのワンフェイ、
    ホンコンという存在そのものを表した映画でした。

    • 陽だまりの中で より:

      コメントありがとうございます。30年前に脳みそを振動させたインパクト、わかります。今見ても、新鮮な映像で、驚きました。同監督の「花様年華」も今、上映中なので、良かったら見て下さい
      また、コメントよろしくお願い致します。

  2. HiraHiraHirappa より:

    ウォンカーウェイを初めて見たのは映画にお金をかけられる余裕ができてからなので、2046が最初でした。2046は彼の映画の中では、最も低評価ですが、それでも私には、インパクトが強く、恐るべき才能だと思ったものです。それから作品を新しい方から遡るように見て行った結果、どの作品も似た様な技法とカメラワークで、特に進化した形跡もなく、似た雰囲気の映画になってしまっている。だからか、独特な作風だけに、割と飽きられるのが早かったのかもしれない。
    欧米の監督は、いろんなジャンルの映画を撮って、新しい表現にチャレンジしているなぁと思う。リドリースコットといえば、ブレードランナー、エイリアン、ブラックレインなどが想起されるが、一方で「プロヴァンスの贈り物」といったヒューマンドラマも良い仕上がりの映画だ。 あまりに完成形とか同じ方程式で作品を作ると、山田洋次さんのように、はずれのない映画にはなるが、小さくまとまって新味に欠けてしまうように思う。
    ま、かといって三谷幸喜みたいに、あたらしい映画手法にチャレンジしていても、以前の成功作と同じ目線で評価されて、ケチョンケチョンにけなされるのもかわいそうだけど。

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