映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「JOIKA
美と狂気のバレリーナ」
(英国・NZ合作)
2025年4月25日公開(111分)
ボリショイの
プリマになるため
ロシアに渡った
米国女性の狂気の実話。
アメリカ人のジョイ
(タリア・ライダー)は
ボリショイ・バレエ団に
スカウトされて
単身ロシアへ渡り、
希望を胸に
アカデミーに入学する。
そんな彼女を
待ち受けていたのは、
常人には
理解できないほどの
完璧さを求める
教師ヴォルコワ
(ダイアン・クルーガー)による
脅迫的な
レッスンだった。
過激な減量や
トレーニング、
日常的に浴びせられる
罵詈雑言、
ライバルたちからの
嫌がらせなど
過酷な日々を
過ごすうちに、
ジョイの精神は
追い詰められていく。。。。。
予告編を見た時は、
オカルトかホラーものを
予想していたが、
これが実話だったら、
本当に怖いお話。
実際に
バレエシューズの中に
ガラスの破片を
入れられたり、
目覚まし時計が無くなり
遅刻したりと同僚
・ライバルからも
ひどい目にあう。
ただ、
彼女には強烈な
したたかさもあり、
ロシア人しかなれない
プリマを克服するために
ロシア人男性と結婚する。
ボリショイの方も
パトロンと寝ることを
要請したりと
スキャンダルまみれの
バレエ団で、
彼女はパトロンの
要請を断り裏切り者と
呼ばれながらも、
欧州でのバレエを
継続している。
バレエシーンも
「ブラック・スワン」に
負けず豊富で、
特にバレエ・ダブルは
ジョイ本人が
タリアの代わりに
踊っている。
タリアは
「17歳の瞳に映る世界」
「ウエストサイドストーリー」
と若手のホープ。
また、
「トロイ」
「女は二度決断する」の
ダイアン・クルーガーは、
ロシア語、英語を駆使して、
「セッション」のように
主人公をいたぶる。
男性の方も
名タリア・オシポアが
本人役で登場。
本人役で登場する
ということは
二度とボリショイには
戻れないことを
意味するのだろう。
監督はNZの
ジェームス・ネイピア
・ロバートソンが脚本も務めた。
疲労骨折の中
「ドン・キホーテ」を踊る狂気と、
あそこまで行って
ボリショイを
やめるところは、
時間軸が曖昧で、
かえって
ミステリアスに見えた。
バレエのトップになる
過酷さとしたたかさを
描いた実話ベースの作品は、
バレエ好きな方、
奇妙な実話が
見たい方にはお薦め。
結婚の日に親が
アメリカから
突然来たからといって、
旦那とその家族との
夕食をキャンセルする
ジョイの心中は
ちょっと理解できなかった。
彼女の気持ちに結構、
引っ張りまわされる作品。
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