映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「プリンス・オブ
・ブロードウェイ」
(2008年製作)
2025年7月4日公開(100分)
ショーン・ベイカー監督の
初期作品が劇場初公開。
ニューヨークの路上で
ブランド品の偽物を売り、
生計を立てる黒人青年ラッキー
(プリンス・アドゥ)。
ある日、
かつての恋人が現れ、
彼が存在すら知らなかった
“息子”を連れてくる。
突然“パパ”になったラッキーは、
子育てができず大変な毎日を送る。
しばらくして、
彼は幼い息子をプリンスと
名付ける。。。。。
「ANORAアノーラ」で、
今年のアカデミー賞作品賞を含む
5部門に輝いた
ショーン・ベイカー監督の
初期の作品を
4作品集めた傑作選が公開中。
「スターレット」「テイクアウト」
「フォー・レター・ワーズ」に本作。
同監督作品は
「フロリダ・プロジェクト真夏の魔法」
くらいしか見ていないが、
セックスワーカーや不法移民などに
目を向けた作品が多い。
本作品も
ドキュメンタリー・タッチ
だなと思っていたら、
エンドロール前に出てきた
画面にびっくり。
俳優のセリフは
すべてアドリブらしい。
大筋は決めてあるだろうが、
その時の俳優の感性を信じた
映画作りには驚くばかり。
不法移民のため、育児放棄した
元カノから預かった
子供を警察に届けられず、
アフリカ料理店で置き去りにする
シーンなどぞっとするが、
最期は救いがあり、
寒いNYの中でほっこりさせられる。
共演は
「ANORAアノーラ」で、
ロシア御曹司の世話役
トロスを演じたカレン・カラグリアン。
ベイカー監督作品の常連で
偽物店のボスを演じる。
今回も子供のDNAテストの結果を、
ラッキーに伝えるが、
本当は彼の息子でなかったことは
容易にくみ取れる。
それでも子供を育てようと前を向く
ラッキーには父性が
目覚めていたのだろう。
ボスも、
警察にパクられても、
また店を再開するとの
心意気が素晴らしい。
有名俳優も出ていない
インディー系映画作品にこそ、
面白い作品があると
教えてくれる見事な作品は、
超お薦めです。
同監督の
「レッド・ロケット」や
「タンジェリン」も見たくなる。
きっと、
人に優しい作品でしょう。
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