映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

「アフター
・ザ・クエイク」
2025年10月3日公開(132分)
NHKドラマ「地震のあとで」を
再編集した不思議ドラマ。
1995年、
妻(橋本愛)が突然姿を消し、
失意の中で釧路を訪れた
小村(岡田将生)は、

UFOについての
不思議な話を聞く。
2011年、
家出した少女・順子(鳴海唯)は、
たき火が趣味の男(堤真一)との
交流を通して自身を見つめていく。

2020年、
信仰深い母のもとで
「神の子ども」として
育てられた善也(黒川想矢、
後に渡辺大地)は、
不在の父の存在に
疑問を抱く。

2025年、
警備員の片桐(佐藤浩一)は、
漫画喫茶で暮らしながら
東京でゴミ拾いを続けていた。
そして、
人々の悲しみや不幸を
食べる“みみずくん”が
再び地中でうごめきだした時、
人類を救うべく“かえるくん”
(のん)が帰ってくる。。。。。

阪神淡路大震災から
30年を経て、
その後も数々の
地震に襲われた
日本を語り継ぐ
物語の原作は
村上春樹の小説
「神の子どもたちはみな踊る」。

最初のエピソードは
記憶にあったので、
今年4月のドラマを
少し見たのかも。
今回、
新たなシーンも追加しての
映画化だが、

どこが追加されたかは
わからなかった。
とにかく
つかみどころの無い作品。

目玉となる「かえるくん」は
昨年の村上作品を
フランスでアニメ化した
「めくらやなぎと眠る女」
にも登場しており、

シュールな作品ながら
アニメなので理解できた。
ただ、
今回は実写ということで、
かなりハードルは高い。
エピソードを超えて
現れる四角い箱や、

みみずくんが電車なのは
面白い表現だが、
みみず君と一緒に
戦うのではなく、
かえるくんを
応援するだけでいいには
ついて行けない。

共演は
吹越満、唐田えりか、
井川遥、渋川清彦、
津田寛治、錦戸亮らと豪華。
監督は
「あまちゃん」などの
井上剛。

新海誠のアニメ
「すずめの戸締り」にも、
みみず君みたいなのが
暴れて地震を引き起こす
(なまず君ではなく)が、
本作の方が突拍子もない感じ。

しかも
4つのエピソードの
繋がりは極めて薄い。
ちょっと
難解な村上春樹の
脳内思考が見たい方、
四角い箱に中身を
奪われ、

空っぽになった人間を
見たい方、
NHKの
「地震のあとで」を
見ていた方にはお薦めするが、
知識のない方は
面食らうだろう。
劇場公開数が
少ないのか、
お客さんは
そこそこ入っていた。


コメント