「Black Box Diaries」のあらすじとネタバレ⁈性暴力の記録を綴るドキュメンタリー。

2025年
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映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀
`*)

「Black Box Diaries」

       (英米日合作)
2025年12月12日公開(102分)

自身の受けた
性暴力の記録を綴る
ドキュメンタリー。

2017年に
伊藤詩織監督が

元テレビ局員の記者からの
性的暴行被害を訴えた

記者会見の直後から、
延べ8年をかけて製作。

スマートフォンに
残していた当時の
思いなどをもとに構成し、

日本社会が抱える
数々の問題を
浮き彫りにしていく。

「新聞記者」「月」などの
映画製作会社
スターサンズが製作を手がけ、

イギリス・アメリカとの
共同製作により
完成させた。。。。。

米アカデミー賞の
長編ドキュメンタリーに
ノミネートされながら、

日本でなかなか
公開されなかったが、
ようやく上映。

ただ、
上映館は極めて少ない
(東京でもひとつだけ)。

伊藤詩織さんの事件は、
TVでなんとなく
知っていたが、

レイプ犯人の山口氏が、
安部首相に
大変近い人物で、

警察や権力を使って
事件をもみ消そうと
したことは初めて知った。

彼女は沈黙を破ったことで、
真のジャーナリストであり、

その決意と勇気が
感じ取られる映像は
圧巻だった。

また、普通の人なら
黙ってしまうことに
なぜ声をあげた(Speak up)
のか考えると、

本作の半分は英語という
バイリンガルぶりで、

英語で考えられる(良い意味で)
これまでの日本人とは違う
感覚を持った人だったのだろう。

親や妹らが、記者会見で
顔が出すなと反対する中、

本は書くし、直接英語で
世界に訴える。

映画館はほぼ満席で、
終わった後に拍手が
起こったが、

通常の感動作なら、
ほぼ全員が拍手するのに対し、
一部の人のみが拍手をした。

公開館の少なさや、
この変な拍手の起こり方にも
政治的な圧力が感じられた。

彼女自身にも甘かった点や
無許可音声使用問題などもあったが、

「She saidその名を暴け」同様、
声をあげた女性たちを
支援したいと思った。

ジャーナリズムとは
「権力を監視すること」との
説明が映画の中でもあったが、

えせジャーナリストだらけの
報道番組を見ていると、
彼女の行動は応援したくなる。

そして、
ホテルマンやInvestigator A
のような良い人間がいたことに、
日本も捨てたもんじゃないと思った。

2015年から2019年末の
判決までを日記形式で

見せてくれる
ドキュメンタリーは
超お薦め。

また、
彼女の一方的な話ではなく、

最期に山口氏の反論を
載せたこともフェアで良かった。

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