映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

「てっぺんの向こうに
あなたがいる」
2025年10月31日公開(130分)
女性登山家のパイオニアの
成功と苦悩の物語。
1975年、

エベレスト日本女子登山隊の
副隊長兼登攀隊長として、
世界最高峰エベレストの
女性世界初登頂に
成功した多部純子(のん)。

その偉業は世界中を驚かせ、
純子自身や友人、
家族たちに光を与えたが、
同時に深い影も
落とすこととなった。
登山家としての挑戦は
その後も続き、

晩年には
闘病生活を送りながら、
余命宣告を受けた後もなお、
純子(吉永小百合)は
笑顔で周囲を巻き込み、
山に登り続けた。。。。。

ひとりの女性の
サクセスストーリーかと
思っていたら、
山でのアクシデントで、
ひとりだけ登頂することになる。

そして、
登頂に成功して
特別な人になってしまい、
回りの人が離れていく
苦悩も描かれている。
また私生活では息子
(若葉竜也)がぐれてしまう。

有名人の母を持つことの
負担もうまく描かれている。
何と言っても
キャスティングがよかった。
主人公の若い時代をのん、
そして吉永小百合。
夫を工藤阿須加、後に佐藤浩一。

記者を茅島みずき、
後に天海祐希(そっくりすぎる!)。
娘役に木村文乃。
息子がぐれたシーンが
結構長いなと思っていたら、

最期にあんな素晴らしい
活動につながるとは!
「てっぺん」の向こうのあなたは、
夫であり、子供たちであり、
一緒に登った仲間なのだろう。

すがすがしい感動作は、
もちろんお薦めの作品。
監督は
「北のカナリア」で吉永作品の
メガホンを取った坂本順治。

エベレストで2人で
アタックする予定が、
多部さんに譲った
女性(円井わん)の理由を
もう少し教えて欲しかった。
ただ隊長ということで、
譲ったのだろうか?

自分がヒーローになったが故に、
仲間が離れて行った
経験のある方、
子供がぐれてしまった
ことのある方、
それでも
山登りを諦めなかった方、
是非ご覧のほどを。

今年は
彼女のエベレスト登頂から50年。
50年前の酸素ボンベなどの
備品を揃えるだけでも
大変だっただろう。
原作は、
田部井淳子さん本人の著書
「人生、山あり’時々’谷あり」。
実話は、本当に面白い。


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