映画を愛して、映画大好きだからこそ！
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀｀*)
「ブルーボーイ事件」
2025年11月14日公開（106分）
1960年代の
性別適合手術の
違法性を問う
社会派ドラマ。
1965年、
オリンピック景気に沸く
東京。
警察は街の国際化に伴う
売春の取り締まりを
強化していたが、
性別適合手術を受けた
「ブルーボーイ」と呼ばれる
者たちの存在に
頭を悩ませていた。
戸籍は男性のまま
女性として売春をする
彼女たちは、
現行の売春防止法では
摘発対象にならないのだ。
そこで警察は、
生殖を不能にする手術が
「優生保護法」に違反するとして、
ブルーボーイたちに
手術を施した医師
赤城（山中崇）を
逮捕し裁判にかける。
一方、
東京の喫茶店で働く
サチ（中川未悠）は、
恋人（前原滉）に
プロポーズされ
幸せの絶頂にいた。
ある日、
赤城の弁護を担当する
弁護士・狩野（錦戸亮）が
サチのもとを訪れる。
実はサチには、
赤城による性別適合手術を
受けた過去があった。
サチは狩野から、
赤城の裁判に証人として
出廷してほしいと
依頼される。。。。。
筆者の好きな裁判劇だが、
ブルーボーイの
意味さえ知らなかった。
性同一性障害やLGBTQ
という言葉がない時代に
手術をした医師を
助けようと皆で頑張るが、
友人の死、
はやし立てるマスコミ、
恋人が有望なプロジェクトから
外されるなどの
難局が次々と発生する。
しかも、
検察（安井順平）の論理は
整然としており説得力があり、
逆に狩野は、
あまり打ち合わせもせずに
証言台にブルーボーイ達を
立たせるお粗末さで、
窮地に追い込まれる。
しかし、
裁判長は、サチが
「今、幸せがどうか」を争点に問う。
初演技の中川未悠が
素晴らしい、
錦戸君も多少から回りする
弁護士を熱演。
本当のドラァグクイーンの
イズミ・セクシー、
中村中、渋川清彦らが
脇を固める。
監督は
自らトランスジェンダーの
経験がある新鋭の飯塚花笑。
1965年の
再現度の高さが抜群。
実際には、性転換手術が
行われるまで、
その後30年も
かかったらしいが、
今だから作れる作品に
拍手を送りたい。
お薦めです。
「エミリア・ぺレス」や
「リリーのすべて」と
合わせてみると、
性転換手術の
歴史がわかります
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