映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

「栄光のバックホーム」
2025年11月28日公開(135分)
脳腫瘍で28歳で逝った
元阪神選手の感動野球ドラマ。
2013年のドラフト会議で、
阪神タイガースから
2位指名を受けた
18歳の横田慎太郎
(松谷鷹也)。

16年の開幕戦では
一軍のスタメンに
抜てきされ、
初ヒットを記録するなど、
誰もがその将来に
大きな期待を寄せていた。

ところが間もなく、
慎太郎の視界に
ボールが二重に見える
という異変が生じる。
医師の診断は脳腫瘍という、
21歳の若者には
過酷なものだった。

それでも慎太郎は、
家族や恩師、
チームメイトら
多くの人々に
支えられながら、
病との闘いに
立ち向かっていく。

19年9月の引退試合では、
奇跡のバックホームを披露し、
スタジアムを感動に包んだ。
しかし、
慎太郎のドラマは
そこで終わりではなかった。。。。。

脳腫瘍を経験した筆者には、
自身の体験を
追体験するようで、
涙が止まらなかった。
特に、
ものが2重に見えたり、
激しい頭痛で
七転八倒するシーンは
強烈だった。

筆者の脳腫瘍が
見つかったのは、
横田選手が亡くなった翌月。
腫瘍が良性で転移が
なかったことと、
執刀医のおかげで、
今は目も見えるようになり、
普通の生活が送れている。

本作が皆に感動を
与えているポイントは4つ。
まず、
家族、特に母親(鈴木京香)の
献身や回りの友情、
そして
野球場のシーンは
映画館で見るべきスケール感。

特に、
あのバックホームシーンは
本当に良い角度で、
カッコよく撮れている。
さらに
掛布(古田新太)、
川藤(柄本明)、

金本(加藤雅也)、
平田(大森南朋)ら
の選手が実名で登場することで、
オールドファンにも
楽しめる。

最後に音楽がゆずの
「栄光の架け橋」であること。
横田選手の登場の
音楽だったらしいが、
音楽でも心を揺さぶられる。

満員に近い映画館内の
あちこちから鼻水を
すする音が聞こえ、
筆者もここまで
泣いたのは久しぶり。
「336日」や「楓」でも
若い人が亡くなるがが、
本作のような実話とは
重みが違いすぎる。

共演は
他に伊原六花、山崎紘菜、
萩原聖人、上地雄輔、
小澤征悦、平泉成、
田中健、佐藤浩市、
高橋克典らと豪華。

ただ、
有名人を多く使ったせいで、
エピソードを
詰め込み過ぎた感はある。

監督は
「アスを綴る写真館」
の秋山純。
「復活」する男の
病と闘う姿を見たい方、
阪神ファンの方、
野球ファンの方、
是非ご覧ください。

筆者は、
脳腫瘍発症直後で、
9月の阪神優勝のシーンは
TVで見られなかった。
本作で見れて本当に良かった。


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