「アルマゲドン・タイム ある日々の肖像」のあらすじとネタバレ⁈グレイ監督の幼少期を描いた人間ドラマ。

2023年
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映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

1

「アルマゲドン
・タイム
ある日々の肖像」


   (PG-12)
2023年5月12日公開(115分)

グレイ監督の
少年時代の

体験を描いた
人間ドラマ。

1980年、
ニューヨーク。

12歳のポール
(バンクス・レペタ)は、

母エスター
(アン・ハサウェイ)、

父アーヴィング
(ジェレミー・ストロング)、

兄テッド
(ライアン・セル)と
不自由のない
生活を送っていた。

だが、
近ごろは

家族に対して
言いようのない
いら立ちを感じ、

良き理解者である
祖父アーロン

(アンソニー
・ホプキンス)の

存在だけが
心のよりどころに
なっていた。

あるとき、
通っている

公立学校に
窮屈さを
感じた彼は、

問題児の
黒人生徒ジョニー

(ジェイリン
・ウェッブ)と、
ある悪事を働く。

それが原因で、
彼は兄と同じ

私立学校に
転校することになる。。。。。

2

「アド・アストラ」の
ジェームズ・グレイ監督が

自身の体験を
豪華キャストで
映画化した。

芸術家に
なりたい彼は、

勉強に身が
入らないが、

黒人のジョニーと
は馬が合った。

しかし、
彼が悪さをする
原因は

黒人と
友達になっている
ことだと

決めつける
大人によって
切り裂かれようとする。

12歳の考えは
後先考えず
幼稚だが、

周りの気を
引きたい少年

としては、
そんなものだろう。

本作は、それに
振り回される

大人たちの
ドラマでもあるが、

日本人には
分かりにくい、
当時の背景がある。

レーガンが
大統領になる
直前であり、

タカ派の彼を
気にして
母エスターが

「核戦争が始まる」
というセリフを吐く。

また、
祖父から続く
ユダヤ系の

名前のおかげで
差別され、

馬鹿に
されてきたが、

祖父は
毅然として
ポールに

「黒人やヒスパニック」
擁護の立場を
取ることを伝える。

3

さらに、
前トランプ大統領の

父や姉マリアン
・トランプ

ジェシカ
・チャンスティン
に驚き!)が
名門私立の卒業生で、

自分らの人生は
保証されている

階級社会的な
演説をする。

80年代にも
まだまだ残っていた

人種差別を描く
作品でもあり、

グレイ監督の
代表作

「エヴァの告白」
(2014年)でも

NYの移民の生活が
描かれたことを
思い出す。

原題の
「アルマゲドン
・タイム」は

エンドロールに
出てきた楽曲の
中のひとつで、

格差社会を
打破するための

闘争を
ほのめかす
内容の歌だそうだ。

アンソニー
・ホプキンス

演技を
見るだけでも

価値のある
作品は、

自身の12歳を
振り返ることが
できる秀作。

親ガチャなどで
「人生は不公平」だと

思っている方にも
お薦めします。

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