映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「バカ塗りの娘」
2023年9月1日公開(118分)
「バカ丁寧」な
津軽塗の家族の
人間ドラマ。
青森県弘前市。
青木美也子
(堀田真由)は
高校卒業後も
やりたいことが
見つからず、
家計を助けるため
スーパーで
働いている。
何をやっても
うまくいかず
自分に自信を
持てない
彼女だったが、
津軽塗職人
である父
(小林薫)の
手伝いだけは
夢中になれた。
しかし父は
業界の斜陽
と共に
気力を失い、
いつしか家族も
バラバラに
なっていた。
貧しい暮らしと
父の身勝手さに
愛想を尽かして
出ていった母
(片岡礼子)と、
家を継がず
美容師になった
兄。
そんな
家族の中で、
津軽塗の道に
進みたいと
言い出せない
美也子だったが。。。。。
「バカ丁寧」に
何十回も
上塗りする
漆器・津軽塗。
その職人家族に
焦点を当てた
ドラマ。
見どころは、
やはり職人芸を
「バカ正直」に、
かなりの時間を
塗りの作業に
かけた映像だろう。
作る過程は
単純作業の
ように見えるが、
ひたむきさが生む
伝統工芸品の
美しさが
際立った作品と
なっている。
監督は
2019年の
「まく子」で
新感覚の奇跡を
描いた鶴岡彗子。
近年、青森を
舞台にした
映画に秀作が多く、
「いとみち」
「マイ・ブロークン
・マリコ」
「犬部!」などと
続くおかげで、
ようやく
津軽弁が多少、
聞き取れるように
なってきた。
あれだけの
工程を経れば、
価格も高く
なるだろうと
思うが、
そのせいで
売れなくなるのも
痛しかゆし。
それによって、
後継者作りも
難しくなり、
青森を出る
若者も
増えてしまう。
そういった
社会的問題も
含みながら、
それでも
津軽塗の
美しさを
十分に
アピール
できたことは
素晴らしい。
映画では
外国人から
評価されるが、
皆さんも一度、
本物の津軽塗と、
この作品を
見たら、
少々
お金出しても、
津軽塗が
欲しくなる作品。
主演の堀田真由が
不器用だが、
伝統をアートに
変える女性を
好演。
その他の共演に、
木野花、
酒匂芳ら。
青森の方、
以外も見て欲しい。
良かったら、こちらも併せて読んで見て下さい。
コメント