映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「キャロル
・オブ・ザ
・ベル
家族の絆を
奏でる詩(うた)」
(ウクライナ・ポーランド合作)
2023年7月7日公開(122分)
2021年の
ウクライナ作品を
劇場公開!
1939年、
ポーランド領
スタニスワブフ
(現ウクライナ、
イバノフランコフスク)。
ユダヤ人が
暮らす母屋に、
店子として
ウクライナ人と
ポーランド人の
家族が引越
してくる。
歌うことが
得意な
ウクライナ人の
娘ヤロスラワは
「キャロル・オブ
・ザ・ベル」を
歌うと幸せが
訪れると信じ、
大事な場面では
いつもその歌を
披露していた。
やがて
第2次世界大戦が
勃発すると、
スタニスワブフは
ソ連軍やドイツ軍の
侵攻を受け、
ソ連に占領
されてしまう。
ポーランド人と
ユダヤ人の
両親たちは
迫害によって
連行され、
彼らの娘たちは
家に残されることに。
ウクライナ人の母
ソフィア(ヤナ
・コロリョーバ)は
3人の娘を
分け隔てなく
守り続け、
さらにドイツ人の
息子も匿う
ことになるが。。。。。
ひとつ屋根の
下に住む
ポーランド、
ウクライナ、
ユダヤの3家族が、
激動する時代を
懸命に生きる
愛のドラマ。
監督は、
ドキュメンタリーが
中心で、
本作が
長編2作目となる
オレシャ・モルグネツ
=イサイェンコ。
22年の
ロシア侵攻前に
撮られた
作品であり、
ラストの70年代の
NYでの
再会シーンは
本当に感動した。
第2次大戦時と
同様にロシアが
ウクライナに
侵攻する今、
「生きる」こと、
「子供たちに
罪はない」ことを
改めて
確認できる秀作。
「ひまわり」
くらいしか
ウクライナのことを
知らなかった方、
筆者も含め
全員に見て
頂きたい作品。
ウクライナ語、
ポーランド語、
ロシア語、
ドイツ語などが
飛び交い、
時計の裏の
隠し部屋
(棚くらいの
大きさで
部屋とは
呼べない)、
ユダヤ人狩りなど、
当時の状況を
克明に描く。
ただ、救いは
歌を歌えば
幸せになれると
信じる子供たちの
存在。
つらく悲しい
シーンも多いが、
ウクライナ民謡を
ベースに
編曲された
クリスマス
・ソングである
「キャロル・オブ
・ザ・ベル」は、
「ホーム・アローン」や
「アダムス・ファミリー」
でもおなじみ。
筆者は昨年
ウクライナ支援の
チャリティー
コンサートに行ったが、
その際も
ウクライナ民謡が
歌われていたことを
思い出した。
今、我々ができる
支援として、
本作や、
まもなく公開の
「ストールン
・プリンセス」など
ウクライナ作品にも
触れて欲しい。
戦争の愚かさと、
国や宗教を超えた
愛を描く作品は
超お薦めです。
良かったら、こちらも併せて読んで見て下さい。
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