「大いなる不在」のあらすじとネタバレ⁈記憶を失った父の人生をたどるヒューマンドラマ。

2024年
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映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

「大いなる不在」

2024年7月12日公開(133分)

記憶を失った
父の人生をたどる
ヒューマンドラマ。

幼い頃に
自分と母を捨てた
父(藤達也)が

事件を起こして
警察に捕まった。

知らせを受けて
久しぶりに

父である
陽二の住む

北九州を
訪ねることに
なった卓
(たかし:森山未來)は、

認知症で
別人のように

変わり果てた
父と再会する。

さらに、
卓にとっては
義母になる、

父の再婚
相手である

直美(原日出子)が
行方を
くらましていた。

一体、彼らに
何があったのか。

卓は、
父と義母の生活を
調べ始める。

父の家に
残されていた
大量の手紙やメモ、

そして父を知る
人たちから
聞く話を通して、

卓は次第に
父の人生を

たどっていく
ことになるが。。。。。

時間軸が次々に
変わるので、

集中して
見るべき作品。

冒頭の
特殊部隊の
突入には驚いたが、

認知症で
別人になった

父の過去の
真実を知りたい
息子の物語。

元大学教授
という父は
インテリであり、

残された
手紙なども文学的。

エンタメ性こそ
低いが、

サンセバスティアン
映画祭で

最優秀杯優勝を
受賞した

藤達也の演技は
見もの。

フランス映画
のような

展開だなと
思ったら、

あの劇中劇の
舞台は

フランス
ものらしい。

改めて、
自分が父のことを

どれだけ
知っているかを
自問しても、

この映画以上の
答えは出て来ない。

「ここにいない、
それが全部」

という
セリフのとおり、

本人は別人になり、
ここにいない。 

それが認知症
ということだろう。

俳優陣は他に
真木よう子が

たかしの妻役で
出ているが、

文句の
つけようがない
面々がそろった。

監督は近浦啓で、
サンセバスティアン他の

映画祭でも
本作は受賞。

前述のとおり、
フランス・テーストが
流れており、

欧州の方には
受ける作品
となっている。

自分もいつか
認知症に
なるかと思うと、

それに備えて
おかないと
いけない気がした。

英題は
「Great Absence」。

認知症映画には
「選ばなかった人生」

「長いお別れ」
「ファーザー」など

素晴らしい
作品が多いが、

本作は
サスペンスタッチ
であることは
間違いない。

ラストの音楽は
佐野元春。

父を通して
家族を考えたい方は
是非ご覧ください。

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