映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も画
ご参考までに(*´∀`*)
「キノ・ライカ
小さな町の映画館」
(ドキュメンタリー)
仏フィンランド合作
2024年12月14日公開(81分)
故郷に
映画館を作る
夢をかなえる
ドキュメンタリー。
フィンランドの
鉄鋼の町
カルッキラに、
アキ・カウリスマキと
仲間たちが
誕生させた町で
初めての映画館
キノ・ライカ。
深い森と湖、
そして現在は
使われなくなった
鋳物工場しかない
この町で、
住民たちは
映画館への
期待に胸を
ふくらませ、
映画について
口々に話しはじめる。
元工場の一角で
自らの手で
釘を打ち、
椅子を取りつけ、
スクリーンを張る。
そして
キャデラックに
バイク、ビールと音楽。
まるで
カウリスマキの
映画から
抜けでたような
町だった。。。。。
ヘルシンキの
北西へ車で1時間。
人口9000人の
町に映画館を
作るという
フィンランドの
巨匠カウリスマキ監督。
自ら作業をするが、
採算ではなく、
故郷への恩返し。
そして、
街の人はいつかは
映画祭へと
夢は広がる。
街全体の
高揚感が伝わり、
ドキュメンタリー
らしくない作品。
驚いたのは、
冒頭から
日本語の歌が
かかるところ。
これは
フィンランドへ
移住した
篠原敏武氏が、
現地の歌を
日本語にしたもので、
彼自身も
チェスのシーンに
出てくる。
また、
友人の
ジム・ジャームッシュが
NYで
インタビューに答え、
華を添える。
大きな
エピソードは無いが、
カウリスマキ監督が
好きな方には
必見の作品。
「ル・アーブルの靴磨き」など
アキ監督の作品につ
いての小ネタも聞ける。
本作の監督は
長編が初となる
ヴェリコ・グッダク。
映画館を
扱った作品は
「ニューシネマ・パラダイス」
「銀平町シネマブルース」
「エンドロールのつづき」
「エンパイア・オブ・ライト」
「浜の朝日の嘘つきどもと」
「海辺の映画館
キネマの玉手箱」など
挙げれば切りがないが、
いずれも秀作が多く、
「映画は映画館で
見るもの」という
筆者の信念を
裏書きして
もらっているようで、
とても嬉しくなる。
筆者も宝くじが
当たったら、
故郷に映画館を
立ててみたいものだ。
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