映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「純愛物語」
(昭和100年映画祭)
1957年10月15日公開(133分)
ベルリン映画
祭銀熊賞に輝く
往年の純愛作。
東京。
スリ集団の制裁から
戦災孤児のミツ子
(中原ひとみ)を
救い出す同じ
戦災孤児という
境遇の貫太郎
(江原真二郎)。
ミツ子はスリから
足を洗う決意をするが、
ふたりは共謀して
再びスリに及ぶ。
刑事に摘発された
二人はそれぞれ
更生施設に送られる。
やがてミツ子の身体に
異変が起こりはじめる。
病変は、ミツ子が
幼少期に広島で
原爆に被曝したことと
関係があるのだった。。。。。。
不良の物語から一転、
原爆症の話になる
ラブストーリー。
勉強不足だが、
原爆被爆者に関する
法律ができたばかりの
時に封切られ、
社会性も評価を受け、
国内ではもちろん、
ベルリン映画祭での
受賞となった
のだろうか?
もちろん、
戦後12年が経過した
ばかりの当時、
日本以外で、
原爆症を描く作品は
なかったはず。
主人公以外で
目につくのは、
本作がデビューとなる
田中邦衛がチンピラで
登場。
また、
井川比佐志も
本作でデビュー。
他にも
「七人の侍」の
東野英治郎、宮口精二、
木村功も出演。
さらに驚くのは、
演出家の蜷川幸雄さんも
出ている。
監督は「青い山脈」
「ひめゆりの塔」「米」
などの今井正。
主演の二人は後に、
本当の夫婦になっている
純愛ストーリー作品は、
広島・長崎を
直接的に描くのではなく、
間接的に反戦を描く
作品として
お薦めしたい。
二人が万引するデパートの
バーゲン・シーンは
どこか記憶がある
懐かしい場面。
「昭和100年映画祭」では、
中原ひとみさん本人が
登壇・挨拶されたようで、
その回に見たかった。
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