「アメリカッチ コウノトリと幸せな食卓」のあらすじとネタバレ⁈不当逮捕された男の「のぞき見」ドラマ。

2025年
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映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀
`*)

「アメリカッチ
コウノトリと幸せな食卓」

(アルメニア・アメリカ合作)
2025年6月13日公開(121分)

不当逮捕された男の
「のぞき見」ドラマ。

幼い頃にオスマン帝国での
アルメニア人迫害から

逃れアメリカに移住した
チャーリー(マイケル
・グルージャン)は、

1948年、

自身のルーツを知るため
祖国アルメニアを訪れる。

そこはソ連統治下にあっても
理想の故郷のように思えたが、

チャーリーは身に覚えのない
スパイ容疑で逮捕・収監
されてしまう。

悲嘆に暮れるなか、
牢獄の小窓から近くの

アパートの部屋が見えることに
気づいた彼は、

そこに暮らす夫婦の
生活を観察しはじめる。

チャーリーは
想像力を研ぎ澄ませ、

まるで夫婦と同じ空間に
いるかのように

彼らと一緒に食事をし、
歌を歌い、
会話を楽しむようになる。

しかし夫婦仲がこじれて
部屋には夫だけが残され、

時を同じくして
チャーリーのシベリア行きも
決まってしまう。

移送の日が迫るなか、
チャーリーは夫婦を

仲直りさせる作戦に
乗り出す。。。。。

アルメニアを立て直すため、
世界各地に散らばった

アルメニア人を呼び戻した
スターリンのあまりに酷い仕打ち。

国家は嘘をつくの代表例だろう。
無実の罪で投獄されたが、
彼は明るく過ごした。

特に、
小さな監獄の窓から見える
幸せそうな家族の
食卓をのぞき見し、

彼らの会話を想像して、
一緒に食事を
とっている
かのようにふるまう。

監督の祖父の
実話ベースの話なのか、

生きる希望を
捨てなかった男。

筆者なら気が
狂ってたような。

その家族は、
パーティーも多いが、

絵を書くことを
止めさせられた
芸術家の家だった。

最終的に、
彼らも家を引っ越すが、

主人公がその部屋を借りる
ラストは心打たれる。

監督・主演・脚本は
アルメニア系アメリカ人の
マイケル・グルージャン

第96回アカデミー賞の
国際長編映画賞
ショートリスト選出など、
19の賞を受賞。

コウノトリは、
この地域に多い鳥で、

刑務所の塀の上にも
巣を作っている。

そして
母が亡くなる直前に語る

「飛んでおいき、
小さなコウノトリ」と。

自由になって欲しい
母の願いだが、
最終的には叶うこととなる。

アルメニア人虐殺は、
2018年の映画

「The Promise 君への誓い」
でも語られるが、

アルメニア人の誇りと美しい山
アララトへの愛は、

日本人が富士山に抱く
気持ちと同じだと感じた。

厳しい時代に生きた
アルメ二アの人々の生きざまと、

刑務所で少しでも明るく
過ごす方法を知りたい方は
是非ご覧ください。

「アメリカッチ」とは、
アルメニア語で「アメリカ人」
の意味。

ラストのアララタ山を
バックにした民族音楽の演奏は印象的。

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