映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「アラビアのロレンス」
(4K 完全版)
午前10時の映画祭
(1962年制作)米英合作
1963年2月14日公開(227分)
アラブ独立に尽力した
ロレンスの半生を描く
超大作。
20世紀初頭、
アラビアはドイツと
同盟を結ぶ
トルコの圧政下にあった。
1916年、
イギリス陸軍カイロ司令部に
勤務するロレンス少尉
(ピーター・オトゥール)は、
トルコからの独立を
目指す反乱軍の
指導者ファイサル
(アレック・ギネス)に
会うため旅に出る。
反乱軍の無力さを
目の当たりにした
ロレンスは、
アラビア民族を
まとめあげて
ゲリラ戦を展開し、
見事トルコ軍を
打ち破ることに成功。
その後も次々と
勝利を収めていくが、
その一方でロレンスは
アラブ人同士の争いや
国同士の政治的
駆け引きに
翻弄されるように
なっていく。。。。。
オリジナル版よりも
20分長い完全版は
初鑑賞。
どこが加えられた
シーンなのかは
わからなかったが、
何度見ても
素晴らしい作品。
それは「ベンハー」
同様にCGでなく、
本物の砂漠、本物の砂嵐、
本物の夕日、
本物のラクダや馬を
使っているからだろう。
砂漠の中での撮影は
極めて過酷で、
無謀な行為とも言える。
しかし、
それによってラクダの
小隊を遠景にすると、
かげろうで水の上を
歩いているよう
にさえ見える。
また、
悠久の大地を
イメージさせる
壮大な音楽は
モーリス・ジャールが作曲。
監督は
「戦場にかける橋」
「ドクトルジバゴ」と
2度のアカデミー賞
監督賞に輝く
デヴィッド・リーン。
本作でも作品
・監督を含む
7部門で受賞。
主演のオトゥールは
当時はそれほど
有名ではなく、
主役に抜擢。
アラブに自ら入り込む
という誰も
やらなかった行動は
クレイジーであり、
目が飛んだような
彼の演技にも
注目したい。
そして、
アカバを襲撃するための
砂漠の横断で、
彼はアラブ人の心を掴む。
しかし、
彼は後半、リンチを受け、
普通の人間に
戻ろうとしたのか、
イギリス三枚舌外交の
狭間で除隊する。
共演は、
ジャック:ホーキンス、
ホセ・ファラー、
アンソニー・クインら
そうそうたるメンバー。
女性はほとんど
出て来ないが、
筆者がサウジに
行った時も、
パーティー会場では、
女性は隅っこに
固まって、
輪の中に来ることは
なかったことを
思い出した。
大スクリーンで
見るべき作品は、
4時間の上映時間を
超越する作品なので、
死ぬまでに
一度は見て損はない
不朽の名作。
本物が見たい人には、
とにかく超お薦め。
それにしても、
トルコ軍が複葉機や
マシンガンで
攻撃してくるのに、
刀や単発の銃しかない
アラブ側には驚いた。
彼らに新しい武器を
提供したことも、
ロレンスの偉業だろう。
また、少しだけ
シナイ半島や中東の地理が
わかっていると
余計に楽しめる。
筆者は
ヨルダンを縦断し、
アカバ近くまで
行ったが、
それは車でも
過酷な移動だった
ことを思い出した。
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