「赤線最後の日 昭和33年3月31日」のあらすじとネタバレ⁈赤線最後の日を描く日活ポルノ。

2025年
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映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

「赤線最後の日
      昭和33年3月31日」

            (R-18)
(「花街、色街、おんなの街」より)
1974年6月22日公開(64分)

赤線廃止の
最後の日を描く日活ポルノ。

“売春防止法”が施行される
昭和33年4月1日の前夜。

新宿のサロン「ちどり」には、
これが最後と客たちが
なつかしさで集まって来た。

ひとみ(宮下順子)、
康子(中島葵)たちは、

主人・時枝の指図で
最後のご奉公とばかりに
張り切っている。

ひとみは働いた分から
田舎へ送金しているのだが、
彼女には悪いヒモかいる。

客の一人、
学生の益夫(風間杜夫)は、

彼女にそんな男が
いるとも知らず、

盛んに結婚しようと
口説いていた。

彼は、古本屋に本を売り、
売血してお金をもらい
やって来たが、

ひとみを抱いた直後、
貧血で倒れる。

夜も更け、
いよいよ12時、女たちと客は

「蛍の光」のメロディを
合唱しながら赤線の灯が
消えるのを惜しんだ。。。。。。

コメディ要素も強く、
館内では笑いが漏れる。

GW中ということもあり、
ほぼ満席。

女性4人組なども来ていた。
しつこいパトロンに、
童貞の筆おろし、

娼婦に本気になる学生など、
最期の日の悲喜こもごもを
見せる作品。

「ちどり」は明日から
バーになるので、

そのまま務める女もいれば、
先が決まらない女もいる。

画質はあまり良くなかったが、
2回にわたる統計解説も
親切で笑えた。

娼婦は月平均で約180回
(これは普通客が1日3人
+泊客は最低2回などから計算)やり、

取り分が店6割、女4割で、
さらに食事代が引かれたりする。

宮下純子らの接客は濃厚濃密で、
見ごたえたっぷり。

さらに、
若き日の風間杜夫が
学生役で登場。

赤線が無くなっても、
形を変えて現在も存在し、

絶対に無くならない
職業だろう。

江戸時代から続く
公娼制度の最後の日を描く
ドラマに興味のある方は是非。

「蛍の光」が、
これほどに心に染みる
作品もない。

「赤線」とは、
当時の地図に赤い線で
囲んであった地域のこと。

監督は「宇野鴻一郎」の
官能シリーズなどの白鳥信一。

男女の真逆の生態を
見るのも面白い。

 

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