映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「あの夏のライオン」
2016年公開(20分)
日本で捕虜になった
米国人と広島原爆を描く
短編アニメ。
あの暑い夏の日、
人知れず、
誰にも語られない
出会いがあった。
原爆投下の9日前。
1945年7月28日広島。
大好きなお父さんを
戦争で失い、
さみしさと不安で塞ぎがちな
幼い女の子の元に、
ライオンが空から
舞い降りて来た。
風に金色のたてがみを
なびかせたその姿は、
かつてお父さんと一緒に観た、
動物園のライオンを
思い出させた。
裏山の林の中、
ライオンは横たわっていた。
しかしそれは、本土空襲の際、
日本の戦艦に撃ち落とされ、
傷ついたアメリカの
青年パイロットだった。。。。。
20分の中に、
米国人負傷兵との交流、
父との思い出、
そして広島原爆による
米兵捕虜12人の犠牲が描かれる。
アニメというよりは
紙芝居的な作画で、
2016年の
広島国際映画祭で上映された。
戦時中の日本の女の子の
美しいエピソードには
心洗われるが、
結局、原爆は敵だけでなく、
米国人も巻き込んでしまう。
原作、脚本、監督は
田中渉。
冒頭に特別映像が出てくるが、
その時の方か。
横浜・保土ヶ谷にある第2次大戦の
外国人慰霊墓地を訪れる。
もちろん、
筆者もその存在は知らなかった。
20分と短いので、
子供たちに小学校で登校日や
平和教育の授業で
見せるべき作品だろう。
ナレーターは麻生久美子。
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