映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「鯨が消えた入り江」
(台湾)
2025年8月8日
香港と台湾をつなぐ
手紙に関わる2人の
美しいロードムービー。
2023年。
香港の人気作家ティエンユー
(テレンス・ラウ)は、
新作小説に盗作疑惑が
持ち上がり、
世間から激しい
バッシングを浴びてしまう。
心に深い傷を負った彼は、
かつて文通していた
少年が教えてくれた、
天国につながるという
「鯨が消えた入江」
を探すため、
ひとり台湾へと向かう。
慣れない異国の地で
ぼったくりに遭い、
台北の繁華街で
酔い潰れてしまった
ティエンユーは、
地元のチンピラである
アシャン(フェンディー・ファン)
に助けられる。
ティエンユーが
旅の目的を打ち明けると、
「鯨が消えた入江」を
知っているという
アシャンは彼をそこへ
連れていくと請け合い、
2人のひと夏の旅が
始まるが。。。。。。
美しい男性二人を目当てに
女性客が多かったが、
単なるBLものではなく、
一通の手紙で未来が変わる
ファンタジー要素のある
凝ったシナリオの作品。
テレンス・ラウは
「トワイライト・ウォリアーズ決戦
!九龍城砦」で、
今や大人気の香港俳優。
今回は精細で知的な作家を演じる。
一方で、
台湾のファンは、ワイルド系男性。
実在しない「鯨が消えた入り江」
を探す旅に出るが、
作家は
死に場所を探していた。
そんな時、
彼は昔、文通していた
少年の写真の裏に
「死なないで、
ここで待ってて」という
言葉があったことを思い出す。
花火の夜にアシャンは
不慮の事故で死ぬが、
過去を動かすことで、
彼は戻ってくる。
そして
列車の中で再会し、
好きだったおこわ
(ちまき?)を食べる。
未来が変わった事で、
2003年に自殺した
実在の香港の名優
レスリー・チャンの
コンサートも復活する。
このレスリーチャンは
「男たちの挽歌」
「ブエノスアイレス」
等でも有名だが、
吉川晃司のモニカを
中国語でヒットさせた人物で、
先の
「トワイライト・ウォリアーズ」の中で、
TVに出てきて歌っている。
切ない音楽とともに、
台湾の浜辺や海岸線が美しい作品は、
台湾が好きな方、
古い郵便箱が捨てられない方、
レスリー・チャンの
ファンの方にはお薦めする作品。
原題は
「Å balloon’s landing」だが、
これはどういう意味なのか?
レスリー・チャンの
楽曲Balloon’s Journeyから
来ているのかも。
それにしても手
紙の力は凄いね。
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