映画を愛して、映画大好きだからこそ！
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀｀*)
「金髪」
2025年11月21日公開（103分）
30代おじさん論を描く
シニカル・ドラマ。
中学校教諭の市川
（岩田剛典）が勤務する
公立中学校で、
担任クラスの生徒数十人が
髪を金色に染めて
登校してきた。
生徒たちは校則への
抗議だと主張し、
学校中は大騒ぎになる。
子どもじみた反抗と
高をくくっていた
市川だったが、
活動の発起人である
板緑（白鳥玉季）に
「なぜ髪を染めては
いけないのか」と問われ、
「校則だから」としか
答えることができないでいた。
この騒動は
ネットニュースに取り上げられ、
教育委員会や文科省、
さらには総理大臣まで
動き出す騒動へと発展。
そのことを
毎日愚痴っていた
恋人の赤坂（門脇麦）からは
「あなたは子どもじみている」
と説教をされて疎遠となり、
市川は公私ともに
窮地に立たされる。。。。。
この物語は「金髪」
の話ではない、
と何度も出てくる
30歳過ぎたイケメンが
おじさんであることに
気づいていない
ズレを楽しむ
社会派風刺ドラマ。
主演の岩ちゃんは、
スタイルも悪く、
若者に迎合する
おっさんをクールに熱演。
しかも、
超優柔不断男で、
彼女との結婚にも
踏み込めない。
ネットの意見に左右され、
自分の意見すらない。
日本らしいと言えば、
それまでだが、
文科省や総理の
意見に忖度して、
ころころ態度が変わる所は
なかなか面白い。
ただ、
なぜ板緑と組んで
やらせ動画を作ったのか？
映画館で2人で
デートする方が
先生として
やばくないかと思った。
しかも、
謹慎中なのに勝手に
テレビに出てるし。
全体として会話劇なので、
セリフの多さに
ついて行ける人には
お薦めするが、
夜遅い回だったので、
寝てる人もいた。
映像に大きな
変化はないので、
退屈にも見える。
金髪中学生を演じる
白鳥は「流浪の月」の
印象が強い。
監督は
「決戦は日曜日」
「君の顔では泣けない」の
坂下雄一郎。
あそこまで問題になったら、
こんなブラック職場
辞めてやるとなりそうだが、
意外とメンタル強い
岩ちゃんが見たい方、
自分はまだおじさんだと
思っていない30代の方、
ヘタレの方には
特にお薦めする作品。
東京国際映画祭では
観客賞を受賞したが、
もう一歩、
予想外の方向に
踏み出して欲しかった。
門脇麦も現代的な
カップルを演じたが、
いつもながらうまい。
映画館で映った
オードリー・ヘップバーンの作品は？
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