映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「つぐみ」
1990年10月20日公開(105分)
女優魂2025 忘れられない
(この1本)より
吉本ばななの原作小説を
映画化した牧瀬里穂の出世作。
生まれつき身体が弱く、
甘やかされて育った
つぐみ(牧瀬里穂)は
わがままな18才の少女。
しかし
死の恐怖と背中合わせの
日常を送っているせいなのだろうか、
その不思議な生命力に
まりあは心をひきつけられるのだ。
東京で大学生活を
送っていたまりあ(中嶋朋子)は、
つぐみとその姉の陽子
(白島靖代)に招かれ、
高校までの時代を
過ごした西伊豆へ渡る。
なつかしい思い出さながらに
穏やかな日々を送る少女達。
そこに
恭一(真田広之)があらわれる。
運命の出会いのように
巡り合ったつぐみと
恭一は自然にひかれあう。
しかし
つぐみに横恋慕する不良少年は
恭一を許さなかった。
さらに
愛犬を殺され。。。。。
吉本ばななの原作「TUGUMI」は、
未読ながら、
天使のような顔に
悪魔のような心を持って
毒舌・悪態をつく
「つぐみ」というキャラには
驚かされた。
文芸作品ということで、
まりあの目を通して
物語は語られる。
出てくる3人の美少女と、
今は残っていない古い旅館。
当時はバブル期なのだが、
地方は古き良き時代のまま。
平成なのに昭和の
空気感が流れ、
彼女らが着るトラッドな
服装も懐かしい。
主演の牧瀬は
「JR東海クリスマス・エキスプレス」の
宣伝ばかりが出てくるが、
本作が一番の出世作だろう。
日本アカデミー賞優秀
主演女優賞受賞と
新人賞をダブル受賞。
犬殺しの復讐のため、
落とし穴を掘るというのも
面白すぎる。
ラストは死をほのめかす
手紙から一転するのも
邦画らしくなく、
評価したい。
東京のシーンでは、
シネスイッチ銀座と、
今は無き
銀座シネパトスも登場。
35年前の銀座は懐かしい。
共演も豪華で上記以外に
あがた森魚、財津和夫、
下条正巳ら。
不良少年が吹越満とは
わからなかった。
監督は
「BU・SU」の市川準。
10代の牧瀬里穂を
語りたいなら
見逃せない作品は、
超お薦めです。
画像は一部乱れる
ところもあった。
リマスターして欲しい。
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