映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も画
ご参考までに(*´∀`*)
「あの歌を憶えている」
(米墨合作)
2025年2月21日公開(103分)
記憶に焦点を当てた
ヒューマン・ドラマ。
ニューヨークで
13歳の娘
アナ(ブルック
・ティンバー)と
暮らす
ソーシャルワーカーの
シルヴィア
(ジェシカ
・チャンスティン)は、
若年性認知症で
記憶障害を抱える
ソール(ピーター
・サースガード)
と出会う。
家族に頼まれて
ソールの面倒を
見るようになった
シルヴィアは、
ソールの穏やかで
優しい人柄と、
彼が抱える
抗えない運命への
哀しみに触れ、
次第に
ひかれていく。
しかし
シルヴィアもまた、
ある過去のせいで
心に傷を
抱えていた。
それぞれ
自分の殻に
閉じこもって
生きてきた2人は、
互いに
寄り添いながら
自身の過去や
人生と向き
あっていく。。。。。
原題は
「Memory」と、
まさに記憶。
忘れられない
記憶がある女性と
忘れたくなくても
すぐに忘れてしまう
男性が出会い、
お互いの傷を
解きほどいて行く作品。
バックにかかる音楽は
ソールが好きな
「青い影
(A Whiter shade of Pale)」。
1967年に
リリースされた、
あまりに有名な
曲が何度も
何度もかかる。
チャンスティンは、
強い女性の役が
多かったが、
そこを封印し、
アルコール依存症こそ
抜け出したが、
過去の
トラウマから
抜け出せず、
母サマンサ
(ジェシカ・ハーパー)から
過去の傷を
罵倒される
難しい役をこなす。
サースガードは、
本作にて
カンヌ映画祭の
男優賞を受賞。
同窓会後の
ストーキングから
一体何が起こる
のだろうと
ドキドキさせられた。
全体として
画面で見せるような
激しいシーンはなく、
淡々と流れる。
ただ、
ポスターと
なっている公園での
二人からは、
とても
想像できないような
セリフが語られ、
見る人の想像力を
掻き立てる。
映像にあまり頼らず、
ショッキングさを
オブラートに
包んでいるが、
内容的には
やはりかなり
重いので、
余力のある時に
見ることを
お薦めする作品。
監督は
メキシコ系の
ミシェル・フランコ。
映画は2人の
第一歩までを
見せてくれるが、
その将来が
希望にあふれる
ものであって
欲しいと祈るばかり。
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