映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「ビルマの竪琴
総集編」
(4K版)
昭和100年映画祭
1956年1月21日公開(116分)
終戦なのに、
ひとりビルマに残った
兵隊を描く反戦ドラマ。
一九四五年の夏、
敗残の日本軍は
ビルマの国境を越え、
タイ国へ逃れよう
としていたが、
その中にビルマの
堅琴に似た手製の楽器に合せて、
「荒城の月」を合唱する
井上小隊があった。
水島上等兵(安井昌二)は
竪琴の名人で、
原住民に変装しては
斥候の任務を果し、
竪琴の音を合図に
小隊を無事に進めていた。
やがて、
小隊は国境の近くで
終戦を知り、武器を捨てた。
彼らは遥か南のムドンに
送られることになったが、
水島だけは三角山を
固守して抵抗を続ける
日本軍に降伏の説得に
向ったまま、消息を絶った。。。。。
音楽学校卒業の井上小隊長
(三國連太郎)が、
音楽や合唱を使い隊を
まとめるという、
極めて珍しい戦争作品。
しかも、
戦争シーンは少なく、
音楽が仲間と
つながるだけでなく、
敵から小隊を救うことになる。
「埴生の宿」「仰げば尊し」
などの曲が、巧みに使われ、
歌えば水島が帰ってくると
皆が信じていた。
しかし、
彼は、現地の僧侶に救われ、
仲間の弔いのため、
現地に残る。
劇場公開時は、
第1部と第2部・帰郷篇
として製作されたが、
後に
ビルマロケを敢行し、
総集編としている。
また、
「東京オリンピック」
「犬神家の一族」などの
名匠・市川崑監督は、
1985年に同作を
中井貴一主演で
リメイクしている。
出演は他に
三橋達也、北村谷栄、浜村淳ら。
あの片言の日本語を
しゃべる物々交換おばさんが、
まさか北村さんとは
思わなかった。
ヴェネチア映画祭では、
サン・ジョルジュ賞受賞、
また米アカデミー賞
外国語賞ノミネートされている
傑作。
白黒ながら、
人間愛に満ちた作品は
超お薦めです。
4K版は画質も良く、
カラー作品とは
また違う趣きがある。
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