映画を愛して、映画大好きだからこそ！
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀｀*)
「果てしなきスカーレット」
2025年11月21日公開（111分）
細田守監督の素晴らしい
映像表現アニメ。
16世紀、デンマーク。
父（市村正親）を殺して
王位を奪った叔父
クローディアス（役所広司）への
復讐に失敗した
王女スカーレット（芦田愛菜）は、
「死者の国」で目を覚ます。
そこは、
略奪と暴力がはびこり、
力のなき者や傷ついた者は
「虚無」となって存在が
消えてしまう世界だった。
この地に
クローディアスもいることを
知ったスカーレットは、
改めて復讐を胸に誓う。
そんな中、
彼女は現代日本から
やってきた看護師・
聖（岡田将生）と出会う。
戦いを望まず、
敵味方の区別なく誰にでも
優しく接する聖の人柄に触れ、
スカーレットの心は
徐々に和らいでいく。
一方で、
クローディアスは死者の国で
誰もが夢見る
「見果てぬ場所」を
見つけ出し、
我がものにしようと
もくろんでいた。。。。。。
映像と音楽が
クリエイティブで細田監督の
チャレンジが見れる。
「ハムレット」を
ベースにした作品だが、
「許し」がテーマ。
闘うことを望まない聖は、
近隣国との友好を信じる
国王とつながるが、
ネガキャンは16世紀の話に、
突然、現代の若者が登場する
わかりにくさにあるのかも。
映像はとにかく素晴らしく、
バーズアイビューの
シーンは壮観で、
馬の戦闘シーンの
モーションキャプチャーも見事。
大画面で見るべき
壮大なスケール作品で、
群衆シーンも含め
技術的にも高い。
また、
ダンスシーンも素晴らしく、
「果てしなき」の
サンバリズムで
未来の渋谷で踊るシーンは、
暗いシーンの中の
オアシスになっていた。
また、
冒頭の重低音は、
体にも響く音響。
今の人は本作のような
「生きる意味」を考える作品よりも
単に鬼の首を取る作品が
好きなのは残念。
復讐は何も生まない。
VCも豪華で、
他に吉田剛太郎、松重豊、
斎藤由貴、柄本時生、染谷将太、
青木崇高、宮野真守、
津田健次郎、白石加代子、
羽佐間道夫ら。
やはり、
役所広司の悪い王が光る。
生と死が混ざり合う
世界観での王女の
苦悩を見たい方、
非常に高い映像表現と音響
・音楽の作品を見たい方、
是非見て頂きたい作品
としてお薦めする。
日本のアニメは
本当にローカルに徹した
作品がヒットし、
本作のような
世界市場を意識した作品は
ヒットしにくいのか？
戦争の準備をしている
某国の女首相にも
見て頂きたい。
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