「暗殺の森」のあらすじとネタバレ⁈ 巨匠B. ベルトリッチ監督の美しきノワール作品。

2023年
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映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

「暗殺の森」

伊仏西独合作
(1970年制作)2015年10月31日公開(110分)
デジタルリマスター版(午前10時の映画祭)

巨匠
B. ベルトリッチ監督の
美しきノワール作品。

大学の哲学講師の
マルチェロ
ジャン・ルイ
・トランティニアン)は、

13歳の時、
彼を犯そうとした

同性愛の男を
ピストルで
射殺して以来、

罪の意識が
消えずにいた。

マルチェロは、
殺人狂かもしれない

自分の血筋から
逃れるために、

熱狂的な
ファシストに
なっていった。

ある日
マルチェロは、

ファシスト政府から、
学生時代の恩師で

パリに亡命中の
教授の調査を
命じられ、

婚約者の
ジュリアとの
新婚旅行を

口実に
パリに向かう。

しかし、
彼は恩師の

若妻アンナ
ドミニク・サンダ)に
魅了される。。。。。。

当時の
ベルトリッチ監督は、

若干29歳ながら、
美しい映像の

連続する映画を
作り上げる。

特に
女性二人が

タンゴを踊る
シーンの
美しいこと。

この後に起こる
悲劇は、

本当に
想像できない。

午前10時の
映画祭では、

映画評論家の
町山さんの
解説付きだが、

白い画面は
イタリアの
過去のシーン、

そして青を
基調とした

シーンは
現在のパリを
現していると。

時代背景の解説は、
舞台となる

イタリアが
ファシズム
(ムッソリーニの)に

傾倒していく
時だけに
分かりやすいが、

後半の解説は、
いらぬバイアスが
かかるので、

見るのを
やめた。

 

個人的には、
前述のタンゴを
踊るシーンと、

落ち葉のシーンが
印象的。

カメラを
地面の上において、

落ち葉が
風に舞う

何気ない
シーンだが、

監督29歳という
感性を感じる
部分だった。

その後、
「ラストタンゴ
・イン・パリ」、

「ラスト
・エンペラー」などの

話題作を
手掛けた監督だが、

やはり、
ずば抜けた

才能の持ち主
だったことが分かる。

また、
筆者の好きな

ドミニク・サンダは
当時19歳。

日本でも大人気で、
70年代の

「スクリーン」誌の
グラビアを

飾っていたことを
思い出す。

最近では
「サン・ローラン
(2014年)」が
最後だったか。

性的なトラウマが
人格に与える影響や、

ファシズムが
崩壊した時に

社会的な皮肉も
描いており、

今見ても
ドラマチックさが
際立つ作品。

恩師殺害の
命を受けた方、

ドミニク・サンダ
ファンには
お薦めする

クールで美しい
映像作品。

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