映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「沈黙の艦隊
北極海大海戦」
2025年9月26日公開(132分)
実写化にとても
耐えられない潜水艦作品。
日本政府が極秘に
建造した高性能
原子力潜水艦を奪い、
独立国「やまと」建国を
世界に宣言した
海江田四郎(大沢たかお)は、
その卓越した操舵で
数々の海戦を潜り抜け、
東京湾での大海戦で
米第7艦隊を圧倒した後、
国連総会へ出席するため
ニューヨークへ針路をとった。
そんな中、
アメリカとロシアの
国境線である
ベーリング海峡に
さしかかったやまとの背後に、
ベネット大統領が
送り込んだアメリカの
最新鋭原潜が迫り、
流氷が浮かぶ極寒の海で
潜水艦同士の
激しいバトルが幕を開ける。
一方、
日本ではやまと支持を
表明する竹上首相
(笹野高史)を中心に、
衆議院解散総選挙が
実施される。。。。。
前作に続き、
魚雷をほとんど発射しない
意味不明の潜水艦作品。
米軍の機雷も、
あれだけ打って全く
「やまと」には当たらないし、
水柱ばかり見せられて
楽しんでいる人が
不思議に思えてならない。
漫画の浅い部分を
露呈する内容で、
漫画は漫画、実写化する
必要はなかった。
折角の名作漫画が
駄作実写化された例だろう。
まず、
最初のベーリング海は
やまとに対し、
米潜水艦2隻の闘いで、
「北極海大海戦」と
呼ぶには程遠い。
オーロラ作戦が
本当にアメリカが
考えたのなら、
潜水艦2隻だけで
向かうはずもないし、
PLAN AやBも
備えているので、
簡単に米軍が引き
下がるはずもない。
「硫黄島からの手紙」
を見た人なら、
米軍が圧倒的な物量に
ものを言わせた戦いを
仕掛けてくるのは
わかるだろう。
次に選挙。
100歩譲って日本人が
理想論に走っても良いが、
それを政治家が
説明・説得する場面がない。
なぜ、
竹上首相が勝利するのか
理解できないし、
いつも参謀役の
江口洋介と話すだけで、
とても
一国の首相に見えない。
最後のNY近くでの海戦も、
前作同様に音響爆弾を使うだけで
一発の魚雷も発射せず、
米軍の大艦隊に勝利する。
ありえなさすぎる。
原作は
88年~96年と日本が一番
平和な時代に作られており、
今の現実社会には
当てはまらないことが多すぎる。
1945年ごろを舞台にした
「雪風」では、
駆逐艦にぎりぎり魚雷が
当たらないシーンがあったが、
今の最新鋭の武器で、
そんなシーンは不可能だろう。
とにかく
実写化するべきではなかった作品。
共演は他に
上戸彩、津田健次郎、
中村蒼、風吹ジュン、
酒向芳、夏川結衣。
監督は
23年の前作「沈黙の艦隊」に続き
吉野耕平が続投。
歌はAdoの「風と私の物語」
今まで、潜水艦の映画作品を
見たことの無い方、
壮大なる茶番劇が
見たい方にはお薦めするが、
アマゾンの配信で十分だろう。
世界平和のためとは言え、
ひとつの潜水艦の
無茶な行動で
米軍と戦闘をする日本政府を、
本作に参加した米国俳優たちは
どう見ただろう?
大人にはお薦めしません。
コメント